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【まず知ることがたいせつ】癌の基本知識:がんとはどのような病気か【本要約】

先日、父親が「胆管がん」の診断を受けました。

結果を聞いた時は

大きなショックを受けました。

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しかし

「怖い」と思うのは知識が無いから

だと思い、すぐに

「がん」という病気について本で調べました。

参考書籍


今回は癌という病気の基本知識について

学んだことを要約して

シェアします。

目次

がん(癌)の基本概念

がんは怖くない

がんは怖い病気ですか?

がんは怖くありません。
進行しなければ怖くない

ほとんどの人が

がんの告知=死の宣告

というイメージを持たれていますが

医師である筆者から言わせれば

なにもそこまでショックを受ける必要はない

ということがほとんどのようです。

なぜなら

がんは相当進行しないと

痛くもかゆくもない病気で

ドラマ等でイメージする

痩せ細っていくというのは

がんの末期の最後の最後の状態だからです。

進行しなければ怖くない

知識がないから必要以上に怖い

がんは怖い病気だ

という漠然としたイメージだけがあり

がんの実態について

正しい知識を持っている人はほとんどいません。

今、大切なのは

がんという病気について正しく知ること

です。

がんそのものに痛みはない

がん細胞そのものに痛みや

苦痛を引き起こす性質はありません。

がんがあっても

まったく苦痛もなく

食欲も普通にあり

日常生活に全く支障がない場合は珍しくありません。

一般的ながんのイメージである

痛みに苦しみ

痩せて

生気を失うような状態は

がんがかなり進行して

治療ができないような状況であり

それは本当に最後の最後の一時期でしかありません。

必要以上におびえることで悪化する

がんの告知を受けたからといって

いきなり

末期の姿を想像したり

死を意識して

不安や恐怖にかられることは

免疫力を低下させるうえでも

良くないことです。

まずは正しい「知識」を身につけて前に向きに治療すること

がんとはどのような病気か?

がんとはどのような病気か?

がんとは一言でいうと

役にたたない細胞が増え続ける

という病気です。

がん細胞は

もともとは身体に存在しなかった細胞が

たまたま遺伝子に起こった間違いが重なり

偶然できたものです。

偶然できただけなら良いですが

困った特徴に

  • いつまでも増え続ける
  • 発生場所と違う場所に転移できる

というものがあります。

遺伝子のコピーミスが、がん

人間には身体を構成する60兆個の細胞があります。

細胞にも寿命があり

細胞分裂を繰り返しては

死んでいきます。

たとえば50歳の人の身体の細胞は

18歳の時に存在した細胞はありません。

しかし60兆個の細胞の数は変わりません。

細胞が寿命で死んでいくスピードと

ほぼ同じスピードで細胞分裂をしているからです。

細胞は新しくできるたびに

古い細胞の遺伝子を

そのままコピーします。

赤ちゃんとして生まれ

成人するまで

この遺伝子コピーを繰り返して生きています。

しかし

遺伝子コピーをする際に

たまにミスがおきります。

遺伝子には細胞分裂の周期もコピーされているんですが

その部分の情報がまちがって

古い細胞が死ぬのを待たずに新しい細胞が生まれ続ける

という性質を持った細胞が生まれます。

コレががん細胞です。

本来、細胞が分裂して増え続けるスピードと

細胞の寿命が尽きるスピードが同じであれば

代替わりしても細胞は1つのままですが

がん細胞は

細胞が死ぬ前に数多く分裂しいつまでも増え続ける

という性質を持ってしまうということです。

増え続けても転移しなければ悪性ではない

間違った細胞が増え続けると

その細胞が集まってかたまりを形成します。

コレが「腫瘍」です。

腫瘍ができるだけでは「がん」とは言いません。

この腫瘍が

転移するという特徴を持った時

「悪性」といわれます。

転移する

正常な細胞は

本来いるはずの場所でしか生きることができません。

ところが

がん細胞はだけは

他の場所に移しても

その臓器にくっついて生きられるという能力を持っています。

先述のとおり

がん細胞は死ぬ周期よりも

生まれる周期の方が速いので

増え続けるという性質があります。

増えていく過程で

血管やリンパ管に侵入すれば

一部が血管やリンパ管にのって運ばれて

どこか他の臓器に引っかかって止まることがあります。

そして引っかかった臓器で

また増え続けて腫瘍となるわけです。

これが「がんの転移」です。

医師から「がんの再発」と診断された場合は

あたらしくがん細胞ができたわけではなく

転移した細胞が大きくなって腫瘍になっていることがほとんどです。

すべてのがん細胞もどの臓器にくっついても生きていくかというとそうではない。
がん細胞にどれぐらいの遺伝子変異があるかで変わる

なぜ高齢者は、がんになりやすいのか

がんの発生は古い細胞から新しい細胞に遺伝子コピーをする際のエラー

決して父親は

運が悪かったから

がんになったわけではありません。

そもそも高齢者はがんになりやすいし

日本人の2人に1人はがんになります。

細胞分裂の回数が増えるから

高齢者が、がんになりやすいのは

細胞分裂の回数が増える=エラーが起きる可能性が高くなる

からです。

年をとればとるほど

老化により、細胞分裂する回数が増えます。

そのため若い人よりも

細胞分裂する回数が増えて

エラーが起きる可能性が増えるわけです。

がん細胞になるためには

偶然に偶然が重なる必要がありますが

高齢者ほど確率が高くなるのはそのためです。

日本人にがん患者が多い理由

日本人の死因の第一位は、がんです。

実際日本人の

3人に1人はがんで死亡

2人1人はがんに罹患します。

この事実が私たちにとって

がん=死の宣告

となるイメージの理由になってそうです。

しかしコレも原因を知れば怖くありません。

先述のとおり

歳をとればとるほど、がんになる確率は上がります

日本は世界を代表する長寿国であり

言い換えれば

日本人が長生きだからこそ

がんにかかってもおかしくない年齢の比率が

高くなっているということです。

もう一つの理由は

日本の医療技術が発達しているから

です。

変な話ですが

医療技術が発達しているからこそ

他の国では亡くなるようながん以外の病気で

死ぬ人が少ない国なのです。

タバコや酒、日焼けが

老化以外にも

細胞分裂の回数を過度に増やすことで

がんの原因になります。

たとえば

辛いものを食べると

強い刺激が食道の粘膜を傷つけます。

修復のために食道の細胞分裂が増えることで

遺伝子エラーがおきる可能性が増えます。

タバコも同じ。

タールが肺に残ることで

修復するために

ずっと炎症が起きている状態になります。

この状態で細胞分裂が頻繁に起きます。

遺伝子コピーのエラーが起きる可能性が増えます。

日焼けも同じ。

日焼けすることで過度に皮膚の細胞分裂が増えるので

エラーが起きる可能性が増え

がん細胞になる可能性が増えるのです。

がんは偶然できるもの

がんは偶然できるものであって

どれだけ予防しようと思っても

なるときにはなってしまいます。

なってしまったがんの理由を

いくら考えても

がんが治るわけではありません。

大切なことは

がんになってしまった現実を受け止めて

今後の対策を考えることです。

まとめ

ということで

今回は「がん」という病気の基礎について

まとめました。

基礎中の基礎です。

どのようにして発生し

どのように進行するかを

シェアしました。

がん=死の宣告

と無知のままおびえるのではなく

まずはしっかり知識をいれて

やるべきことを考えていきましょう!

本書は私でもサクッと読めて

前を向くことができる本です。

一読必須です。


まずは知識をしっかり入れていきましょう!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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