先日、父親が
「胆管がん」の診断を受けました。
結果を聞いた時は
大きなショックを受けました。
その時の様子
しかし
「怖い」と思うのは知識が無いから
だと思っています。
すぐに「がん」という病気について本で調べました。
今回は
がんの三大治療ってなに?
ということについて解説します。
がん治療の三大治療とは、
- 手術
- 放射線治療
- 抗がん剤治療
のことを指します。
現在のがんの治療において、
治療基準となっています。
本記事では、
初心者にもわかりやすく、
それぞれの治療の目的、
メリットとデメリットを解説します。
参考書籍
がん(癌)ってどんな病気?
がんとは一言でいうと
役にたたない細胞が増え続ける
という病気です。
がん細胞は
もともとは身体に存在しなかった細胞が
たまたま遺伝子に起こった間違いが重なり
偶然できたものです。
くわしくは
こちらの記事でまとめていますので
先に一読ください。
がん治療の三大治療とは?
がん治療はどういうこと?
がんは身体に本来なかったはずの
間違った細胞が増え続ける病気です。
生命を維持するために
必要不可欠な臓器で
がん細胞が大きくなれば
その分、本来の細胞がへっていくため
生命維持がむずかしくなるというわけです。
そのため
がん治療の基本は
身体にあるがん細胞を取り除く、
もしくは増殖を抑える
と言う治療が基本となります。
がん治療の三大治療とは
がん治療の三大治療とは、
- 手術
- 放射線治療
- 抗がん剤治療
のことを指し
複数の組み合わせで治療を進めることが多いです。
3つの多くが健康保険の適用もあり
医学的には効果が認められています。
手術治療の目的と特徴
手術の概要
手術は、
がん細胞そのものを摘出することを目的とした治療法です。
がんが転移していない場合や
初期の段階であれば、
手術によって根治が期待できる場合があります。
手術には、
がんの部位や進行度に応じて様々な方法があります。
手術のメリット
手術治療のメリットは「完治」の可能性があることです。
がん細胞を完全に切り取り、
患部から除去するため
その後、
転移が見つからなければ
完治といえます。
手術によって根治できれば、
患者の生活の質を改善し、
長期生存率を向上させることが可能です。
手術のデメリットと機能障害の可能性
がんの摘出手術は、
一部または全ての臓器を切除する場合もあります。
このため、
術後に機能障害や身体的な制限が生じる可能性があります。
たとえば胆管をとった場合
胆汁の出口を再建しなければなりません。
また、手術には一定のリスクや合併症も伴います。
患者の年齢や体力、
がんの進行度に応じて、
手術のリスクと利益を十分に検討する必要があります。
すでに転移が確認できる場合は手術は微妙
すでに塊としての転移がいくつも見つかった場合
目に見えている塊をすべて摘出する手術をしても
確実に多くのがん細胞が残ってしまうことが予想されます。
そのため下手に手術をして
身体をを弱らせるよりも
手術ではない治療を選択することが一般的です。
なぜなら手術は身体に大きなストレスがかかり
残ったがん細胞が
手術のストレスで
さらに増えるからです。
ストレスや不安でがん細胞は増える
放射線治療の目的と特徴
放射線治療ってどんな治療?
放射線治療は、物理的にがん細胞を取り除くのではなく
放射線のエネルギーを利用して
がん細胞に遺伝子の変化を起こし、死滅させる治療です。
一般的には、複数回の照射が必要となります。
放射線治療のメリット
放射線治療のメリットは
手術が困難な場合や、
補完的な治療として
利用できるということと
手術で体の一部を切除して
大きな機能が失われてしまう場合にくらべて
比較的、ダメージは少ないです。
放射線治療のデメリットと副作用の可能性
ダメージは少ないとはいえ
放射線を身体に当てるため
皮膚炎や吐き気、喉の痛み
倦怠感などが発生します。
一時的に生じる場合がありますが、
通常は治療終了後に改善されます。
抗がん剤治療の目的と特徴
抗がん剤治療ってどんなの?
手術や放射線治療が
「局所治療」と言われるのに対し
抗がん剤治療は「全身治療」と言われています。
抗がん剤を点滴や経口薬として投与することで
抗がん剤は全身に広がり、
がん細胞を標的にすることによって
がんの転移や再発を防ぎます。
抗がん剤治療のメリット
抗がん剤治療の目的は、
全身のがん細胞の増殖を抑制することです。
私たちは
がんは部分的な部分的な塊と
認識していますが
本来、がんは「全身病」です。
局部治療では
目にみえるがんしか治療できませんが
「抗がん剤」は
体全身をめぐるため
たとえば身体の隅にあるがん細胞にも
かならず影響を与えてくれます。
そのため
がんの転移や再発のリスクを減少させ、
がんの症状を緩和することが期待されます。
抗がん剤治療のデメリットと副作用の可能性
抗がん剤治療には、各種の副作用が発生する可能性があります。
吐き気や嘔吐、脱毛、免疫力の低下などが
一時的に生じることがあります。
また、個人によって副作用の程度は異なるため、
患者の状態に応じて適切な治療プランを立てる必要があります。
抗がん剤も永遠に効き続けることはありません。
がん細胞が薬に慣れてしまい体制ができるためです
がんをやっつけるのは「免疫」
抗がん剤が直接がんを攻撃するのではありません。
「がんが減る」のではなく
「増えない」程度です。
実際にがんをやっつけるのは
患者の身体に備わっている免疫です。
抗がん剤は
がんを殺す薬ではなく
がんが増えるのを阻害する薬です。
本来の「免疫」を鍛えることが何よりも大切
抗がん剤との向き合い方
先述の通り
抗がん剤でがんは縮小しません。
あくまで増やさない程度です。
そのため
どうせ治らないのに、こんな苦しい思いをしたくない
と思い、抗がん剤を拒否する人もいますが
たとえ一時期であれ
抗がん剤の効力がある程度認められているのは事実で
全身治療として
抗がん剤以上にがんに効果的な治療は
今のところありません。
ですから
目先の苦しさにとらわれて
意味がないと判断するのは得策ではありません。
抗がん剤をやめるとき
抗がん剤は
ずっと効き続けるわけではないので
いずれやめる時がきます。
大きく分けて2つのタイミングです。
がんが縮小せず、抗がん剤が効かないと判定されたとき
副作用が強くて患者が耐えられないとき
です。
治療を受けるかどうかを決めるのは
患者側です。
どうしても嫌なら
主治医にはっきりと気持ちと決断を述べましょう。
しかしその結果は自己責任です。
抗がん剤をやめると
副作用がなくなり体は楽になりますが
寿命が短くなるかもしれません。
一方で
副作用がなくなり
ストレスが減ることで
免疫力が高まり
寿命が伸びる可能性もあります。
まとめ
手術、放射線治療、抗がん剤治療は、
がん治療において単独ではなく
組み合わせて行われることもあります。
集学的治療と呼ばれるこのアプローチによって、
より効果的にがんを制御することが期待されます。
医療技術の進歩により、
がん治療の方法も進化しています。
より効果的で副作用の少ない治療法の開発や、
がん細胞を特異的に攻撃する新しい薬剤の登場が期待されています。
将来的には、
より個別化された治療法や
予防策の実現が目指されています。
何よりも大切なことは
「がん」について自ら学ぶ
ということが必要です。
ただし!
がん患者や家族を狙った
悪徳なインチキ業者
詐欺もたくさんいるので
要注意です。
オススメは書籍です。
本書は
親ががんの宣告をされて
落胆していた私の指針になりました。
私でもサクッと読めて
前を向くことができる本です。
一読必須です。
まずは知識をしっかり入れていきましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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