「告白」の読書感想
親の気持ちで読んでしまう
愛する子を少年のくだらない理由で殺されてしまう女性教師が
復讐に取り憑かれる話なんですが
子どもを亡くしたときの悲壮感
今でも隣にいると思うというところは
読んでいて胸に迫るものがありました。
実際に自分が同じ立場だったらどうするのか？
やはり復讐というか
制裁を加えたいと感じてしまうんだろうな
と思いました。
1章目からめちゃくちゃ辛い話でした。
本作が描く復讐の概念
「告白」では、復讐とは何かという問いかけが
重要なテーマとして浮かび上がります。
女性教師の執拗な復讐劇が展開されます。
ミソなのが相手が少年のため
「法」に頼らない復讐方法です。
事件を事故のままにしておき
法の裁きではなく
違う方法で
少年2人に対して復讐をします。
その方法が秀逸です。
最終章でスカっとした
どちらの少年にもバックボーンがあり
同情しそうになるんですが
最終章で女性教師が
伏線回収をして
強烈な終わり方をさせます。
Amazonレビュー
を見る限り
終わり方には賛否両論あるようですが
私はスカッとしてしまいました。
どちらの少年も救われない終わり方をします。
「告白」は読みやすい？
一気に読んでしまう
読みやすさを★★★★★とすると
「告白 」の読みやすさは
★★★★★です。
おもしろさは★★★☆☆です。
最初、女性教師の
ホームルーム語りから始まり
目線が1つなので
読みにくいんか？と思いきや
小説初心者でも一気読みしてしまいますよ！
オーディオブックで楽しむ
お悩みさん普段小説読まないから大丈夫かな？
といった不安ありますよね。
小説初心者、
活字苦手な方の
不安を解決するなら
Audible(オーディブル)で楽しむ
という方法を紹介します。
私はオーディオブックでも聴き読しました。
出勤時間や寝る前に聴いていました。
ラジオドラマさながらの緊迫感で楽しめますよ。
「告白」は松たか子出演で映画化されている
Amazonプライムビデオで無料で見れます！
「告白」は、
監督中島哲也さんによって映画化され
松たか子さん、岡田将生さん、木村佳乃さんなど
豪華キャストが出演しています。
中島哲也監督の巧みな演出により、
「告白」は緊迫感溢れるストーリー展開と
キャラクターの複雑な心情描写が克明に描かれています。
特に松たか子さん演じる主人公の複雑な内面や
岡田将生さん演じる重要なキーパーソンの存在感は、
観客を引き込む力があります。
まとめ
「告白」は
小説初心者でもサクッと読めます。
キャラクターたちが
鮮明に描かれてて、
その人が見てる景色までバッチリ脳内再生されるくらい
リアルで没入しやすいすぁう。
展開やミスリードでゾクゾクしながら読み終えちゃますよ。
文章やストーリーに夢中になる楽しさをしっかり感じられた一冊だったね！
人間ドラマ小説が好きな人には
がっつりハマると思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました！
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